3つの地域が多種多様な産業を育み、
青森ならではの産業特性を形成しています。

青森のイメージ写真(アスパム、八戸の工場)

青森市及び弘前市を中心とする「津軽地域」、八戸市、三沢市及び十和田市を中心とする「県南地域」、むつ市を中心とする「下北地域」の産業特性を踏まえ、地域未来投資促進法に基づく基本計画を策定し、産業集積の促進や人材の育成に取り組んでいます。

青森県の3つのエリア(下北地域、津軽地域、県南地域)に色分けされたマップ

津軽地域の産業特性

津軽地域の地図

青森市や弘前市、五所川原市等を含む津軽地域では、シリコンウェハや半導体検査装置、リードフレーム、ICパッケージなどの半導体関連企業や、コネクタやコンデンサー、水晶振動子などの 電子部品関連の企業の集積が進んでいます。そのほか、医療機器や光学機器等の精密機器の企業が立地し、津軽地域の経済を支えています。

県南地域の産業特性

県南地域の地図

八戸市や十和田市、三沢市等を含む県南地域では、紙・パルプ、鉄鋼、金属、非鉄金属等の素材関連の製造業の集積が進んでいます。そのほか、 IC回路やセンサ、抵抗器等の電子部品関係、サーボモーター等の電気機器関係、自動車部品や造船など多種多様な製造業が集積し、 県南地域は本県最大の工業地帯となっています。

下北地域の産業特性

下北地域の地図

むつ市等を含む下北地域では、原子力関連施設が立地し、関連設備や部品の設計・開発・製造、プラントエンジニアリング、施設の保守などの関連企業が集積しているほか、 国際的な協力のもとで核融合エネルギーの研究施設が立地しています。 また、下北半島は大規模な風力電気の集積地帯となっているため、そのメンテナンスなどの関連企業が立地しているほか、 六ヶ所村の広大な土地を利用したメガソーラーが稼働しており、再生可能エネルギーの供給基地として大きな役割を果たしています。

ものづくり関連産業

事業所数1,277事業所(令和3年6月1日現在・従業員数4人以上)

出典:青森県の工業「令和3年経済センサス-活動調査(製造業)青森県結果書」

製造品出荷額等 1兆6,765億円(令和2年・従業員数4人以上)

産業別製造業出荷額等の構成比

産業別製造業出荷額等の構成比のグラフ 食料23.6、非鉄15.0、電子14.1、飲料6.6、業務6.4、紙パイプ5.5、鉄鋼4.8、電気4.5、輸送2.9、窯業2.8、その他13.8

国内トップクラスの工業製品(食料品を除く)

分類 品目 出荷額 全国順位
木材・
木製品
木製台所用品 2億円 1位
業務用
機械器具
複写機の部分品・取付具・付属品 503億円 3位
業務用
機械器具
カメラ用交換レンズ 195億円 4位
電子部品・
デバイス・
電子回路
小型モーター(3W未満のもの) 55億円 2位
コネクタ
(プリント配線版用コネクタを除く)
1,707億円 1位
電気・
機械機器
その他の小形電動機
(3W以上70W未満)
79億円 2位

出典:経済産業省「2020年工業統計調査」

情報・デジタル関連産業

若い世代が魅力を感じ、積極的に挑戦できる働く場の創出を目指し、産業の誘致に取り組んでいます。

企業誘致実績

企業誘致実績のグラフ 製造業69.6%。そのうち情報・デジタル関連業61.0%

※非製造業 ソフトウェア、映像・CG、ゲーム、コンタクトセンター、デザイン、設計、ECサイトスタジオ等

※青森県商工労働部産業立地推進課調べ

農林水産関連産業

食料品の製造品出荷額等

3,952億円

出典:青森県の工業「令和3年経済センサス 活動調査(製造業)青森県結果書」

農業算出額伸び率

全国第一位 ※平成14年を基準とした伸び率は122.1%

出典:青森県「令和3年度図説農林水産業の動向」

全農地に占める2等級以上の割合

生産力が高い2等級以上の土壌が多く、農地が維持されていることで、品質、収穫の維持・向上が可能です。地域別に特色のある土壌が分布していることにより、幅広い作物の栽培が行われています。

前のうちに占める2等級以上の割合のグラフ:青森県65%、東北65%,全国48%

出典:青森県「令和3年度図説農林水産業の動向」