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IT関連立地企業
インタビュー

サクサシステムエンジニアリング株式会社

「自然に囲まれたオフィスで仕事できる幸せ」

 代表取締役社長 
鳴海 鼓大

立地企業データ

【会社名】
サクサシステムエンジニアリング株式会社
【本社】
青森県八戸市北インター工業団地1-3-54
(ほか、八戸第二オフィス、相模原オフィス)
【設立】
1989年10月
【代表取締役社長】
鳴海 鼓大
【従業員数】
110名(八戸地区従業員数)

事業内容と八戸本社の役割

弊社は、東京都港区にある情報機器メーカー・サクサホールディングスの関連子会社で、ソフトウェア部門の中核を担っている会社です。情報機器メーカーとして、ビジネスフォン、交換機(PBX)などの無線関係の製品や、UTMという情報セキュリティの機械、ゲートウェイやルーターなど、ネットワーク製品のソフトウェアを開発しています。また、SI(システムインテグレーション)、AI、IoTなどの製品を開発しています。

サクサグループ自体が情報機器メーカーであるため、基本的には各拠点ともに情報機器のソフトウェアの開発を担っています。本社は八戸市北インター工業団地内にあり、八戸本社が手狭になったことから2008年に八戸市の中心街に八戸市第二オフィスも構えています。また、相模原オフィスは親会社のハードウェア開発部門となっているため、ソフトウェアとハードウェアを持っていって試験する場所として機能しています。

本社を八戸に開設した経緯

1989年10月に、会社の設立と同時に八戸市に本社を立ち上げました。
当時、会社を設立する場所を日本中探したと思います。そのなかで、青森県八戸市からの熱心な誘致があったことや、八戸市の環境を見た際、自然が豊かで、青森県のなかでも太平洋側にあるため、雪も少なく過ごしやすいために選んだと聞いています。
八戸市に拠点を置いた一番の決め手としては人材です。当時はIT企業が少なかったため、工業専門学校や工業大学などから優秀な人材を確保しやすかったことが挙げられます。また、東北の真面目な人柄などを考慮して設立したと聞いています。創業当時は本社から来た6名と、八戸市で採用した6名の計12名で運営していたそうです。
現在は八戸本社に80名、八戸第二オフィスには30名の社員が在籍しています。

八戸に本社を構えてみて

初めて八戸本社を訪問した印象は、緑豊かで、広大で、シリコンバレーに似ていてとてもいい場所だなと感じました。
わたしたちはIT企業なので、インターネットがあれば日本中どこででも仕事をすることができます。八戸駅から工業団地まで車での移動が必要ですが、その距離を感じさせないくらい、自然に囲まれたオフィスで快適に仕事ができる作業環境に幸せを感じています。
首都圏からお客様が来ると、新幹線を八戸駅で降りて、車で20分足らずで、このような自然に囲まれた工業団地があることに驚かれます。シリコンバレーを見ても、豊かな自然環境の中で開発が行われていることがわかりますよね。ビルの中でシステム開発をするのではなく、今後はこういった自然の中で仕事をする企業が増えるのではと思います。
八戸市は首都圏から新幹線1本でアクセスできるため、さほど不便さは感じず、ちょうどよい距離で便利です。また、この周囲の環境の効果もあって打ち合わせもスムーズに進むことも多いですね。

住環境としては、青森県には日本で唯一のブルースのイベントがありますし、八戸市には新しく美術館がオープンしました。ITのシステム開発にはそういった芸術的な感覚が必要なので、芸術に力を入れている地方都市であることが魅力のひとつであると感じています。
また、社内の部活としてアイスホッケー部があり、会社からも支援をしています。昨年は八戸市の実業団リーグでリーグ優勝を果たしました。スケートリンクがある八戸市ならではの過ごし方ですね。社員は八戸ライフをエンジョイしていると思います。

人材採用の面においては、採用イベントに参加させていただいたり、青森県が発行する企業ガイドブックに掲載させていただき、学生に対する認知度が増していると感じています。
実際に採用活動をしてみると、青森県はびっくりするくらい真面目な人が多いです。当社は30年以上の歴史ある企業で、プログラミングなどの基礎的な技術が備わっていない新入社員に対しての教育プログラムがありますので、プログラミングなどが未経験の方でも安心して学べる環境を整えています。
八戸市で採用する人材は、個人個人が採用時点で持っているスキルよりも、人格を重視した採用をしています。

今後の展望

現在は東京の大メーカーからの仕事が多いのですが、東北で顧客を掴んで、青森に貢献できるようなシステムを作っていきたいと思っています。人材採用については、優秀な方がいれば積極的に採用していきたいと考えています。

青森へ進出を考えている企業へのメッセージ

どのような場所なのかは、来てみないと分からないと思います。僕は初めて来たとき、いいところで感動しました。一度見ることが大切だと思います。こういう工業団地は全国的にみても珍しいと思いますので、まずは来て見て欲しいと思います。

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