立地企業インタビュー

日本のものづくりは、地方の人材を活かせればもっと元気になれます。

株式会社センチュリーテクノコア 弘前工場 代表取締役社長/森本 尚孝さん

いま、津軽地域は、日本のオーダースーツ生産に欠かせない場所です。

 センチュリーグループは、イージーオーダーをメインとする紳士服メーカーです。特に採寸から型紙作成、生地の裁断までをコンピュータシステムで世界で初めて自動化したことで、業界のリーディングカンパニーとなりました。センチュリーテクノコアはその生産部門の会社で、縫製工場を2つもっていますが、なかでもこの弘前工場が当社の全生産の4分の3(年間約8万着)を担っています。
 またここにはコールセンター機能もあり、北海道から沖縄まで全国約800の店舗から直接オーダーを受けています(グループ販売員派遣店約200店舗、他社アパレルメーカー約600店舗)。そしてできあがった商品も各地の店頭まで直接配送しています。つまり物流管理までできているので、スピーディな対応とコスト削減に大きく貢献しているといえますね。

青森出身の私ですが、青森の人材力に驚き、うれしくなりました。

 センチュリーテクノコアの創業はバブルの頃です。スーツもたくさん売れていて、生産工場が足りなくなったんです。好景気で用地も人も足りない状況のもと、北東北に可能性を求め、私自身の出身地である弘前市に建てることにしました。
 ここに工場を作ってみて、人材の質が非常に高いと実感しています。意欲をもって真面目に取り組む方がたくさんいる。新卒でも、就職を見据えた教育をキチンとしている高校から採用した方は、[働く]ということに対して意識が高いと感じます。定着率も高いですね。ここ3年でも採用した20人のうち辞められた方は3人です。
 グローバル化で製造業のほとんどが、低賃金の労働力を求めて海外に工場をつくる傾向ですが、私どもはむしろ国内にこだわっています。北東北なら、比較的低い賃金で人材確保できるうえに、真面目で優秀な方が多い。そもそもオーダーメイドのスーツをつくるためのきめ細かなノウハウは、安易に外に出したくないんです。
 そういう意味では技能を身につけてくれた社員は会社の財産です。女性が多い職場ですが、結婚・出産・育児をしても安心して長く勤めてもらえるよう環境は整えています。実際に5年で3人のお子さんを産んだ方もいるんですよ。また、青森県は兼業農家の方も結構いらっしゃいますが、基本的に土日が休みなので、折り合いをつけながら勤められると思います。





 

ものづくりの現場を日本に取り戻したい。そんな夢も持ってます。

 私は、青森県にもっとアパレル関係の企業が進出して来てほしいと思っています。というのも県内には優秀な縫製工場が多く、その関連周辺企業までがたくさん集まれば「ファッションの集積地」になれるのではないか、と期待しているんです。それに弘前市では全国で唯一の「ファッション甲子園」が開催されていて、デザイナーを目指す高校生たちが年一回集まっています。せっかくそういう下地があるんですから、青森県の行政にはもう一歩踏み込んで、服づくりに関わる産学官の連携や雇用の創出に力を入れてほしいですね。私も今年、東京からきた若いデザイナーさんと当社の技術者とで情報交換会をしたりして、頑張ってますよ。
 ものづくりの現場が海外に出て行ってしまっている現在、人材と工場が揃っているところは少ないはずです。行政には、民間にはできないインフラ整備などでもっと支えてほしい気持ちがありますが、それでもここ津軽地域の人材を活かしながら経済の発展に貢献できる、またとない土地だと自負しています。


株式会社センチュリーテクノコア
弘前工場
〒036-8072
青森県弘前市大字清野袋3-8-1
【本社】千葉県印西市高花1-4
【会社設立】1989年5月
【創業開始】1990年4月
【誘致年数】22年
【従業員数】361人(弘前工場236人)
【事業内容】注文紳士服・婦人服の製造および販売
2012年8月現在



 

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