NTTデータスマートソーシングは、時代と環境の変化にスマートに対応するビジネスパートナーとして、最新の「IT」と優れた「人」を融合し、より付加価値の高いサービスを提供することを目的に、2013年に設立しました。
　主な業務としては、お客様企業の効率化・品質向上を支援するコンタクトセンタ、バックオフィス、サイトの保守・運用、売上拡大の支援、さらに付加価値向上サービスとして、調査・分析コンサルティングやビッグデータ分析などを、国内5拠点、海外2拠点で高品質かつ効率的なアウトソーシングサービスを提供しています。
　また、新たなサービスを創出するため、お客様企業やビジネスパートナーとの「共創」を積極的に進めています。その第一弾として、SAPグループでもある米国コンカー社の日本法人と業務提携し、日本初のBPOパートナーになり、コンカーが提供するクラウド型出張・経費精算システムを活用したBPOサービスを、2015年9月から提供することになりました。引き続き、訪日外国人向けサービスや不動産分野向けサービスなどをリリースしていく予定です。

　2009年から青森市に拠点を置き、「青森ワドナコンタクトセンタ」の運用を開始しました。金融、公共、メーカー、通信業界向けのコンタクトセンターサービスの提供を順次開始し、2015年までに300名規模まで拡大してきたというのが現状です。
　さらに2015年には第二センタとして「青森マデーニBPOセンタ」を開設し、金融業界向けのコンタクトセンターサービスを始め、バックオフィス、事務処理などを含めた、より広範囲なBPOサービスの提供を開始しました。
　第二センタの開設に至った理由としては、「豊かな労働市場」と「人材の誠実さ」があげられます。入社後の定着率が高く、粘り強く業務習得に取り組むことができる誠実な人材が豊富なことも特徴だと考えています。今では非常に難易度の高いヘルプデスク業務も、青森で採用した社員のみで実施できるまでになっています。
　「豊かな労働市場」と「人材の誠実さ」により、将来的には500名を超える拡大、そして第三センタの開設も期待できるのではないでしょうか。

　私どもの事業は「人」をどれだけ雇用できるかが重要な要素となることから、地元の方々に認知していただくことが重要になります。
　青森県による地元新聞を活用した広告やコールセンターガイドブックの制作、青森県や青森市主催の合同企業説明会や誘致企業懇談会等の開催などのサポートはとてもありがたいです。
　進出当初は積雪による通勤の障害を心配していましたが、実際は、いつもより早起きをし、雪かきをした後に出勤するという話を聞いて、これも「人材の誠実さ」を表すエピソードだと感心しました。
　社員同士のコミュニケーションの場として、青森ねぶた祭に積極的に参加し、活用させていただいております。また、海の幸、山の幸の食には、視察で訪れたお客様企業の方々から揃って高い評価をいただいております。
　空路で75分、新幹線で3時間を切る首都圏からのアクセスも魅力です。基本的に業務は青森拠点内で完結しているものの、何かあれば、本社よりすぐに駆けつけられるという面で安心感があります。また、事務処理の業務では物流による書類の授受も重要になりますが、陸路での運搬が可能であり、かつ首都圏からのリードタイムが翌日というのは強みの一つになっています。

掲載年月：H27.10