立地企業インタビュー

質の高い人材とインフラ整備が先進のテクノロジーを支える

弘前航空電子株式会社 社長 藤本 正己さん

ものづくりへの情熱と絶え間ないイノベーション

 私どもの親会社である日本航空電子工業は、航空機に搭載する機器のオーバーホールに始まり、現在では加速度計や慣性航法装置・慣性誘導装置などを製造・販売する、航機事業がスタートでした。その後、ネットワーク社会の進展にともないコネクタ事業を展開し、現在では売り上げの7割ほどをコネクタが占める基幹製品となりました。弘前航空電子は親会社の100%出資会社で、国内外を通じて第一号のコネクタ生産会社として設立されました。
 日進月歩のエレクトロニクスの分野において、コネクタは電気・電子回路や光回路をつなぐもので、機器内、ユニット間、システム相互間の接続を担う部品として、なくてはならない重要な存在です。パソコンやスマートフォンをはじめ、液晶デジタルテレビ、カーエレクトロニクスなど、最先端の領域においても、当社の高性能・高品質コネクタは高い評価をいただいています。

整った立地基盤、揺るがない人材の優位性

 日本が高度成長した70年代半ば。事業拡大にともない、東京以外に生産拠点を設けようと全国の工業団地を回り、南九州と東北地方に候補地が絞られました。
 このころ、青森県東京事務所の担当課長が、熱心に弘前への立地を勧めに来られたと聞いています。各地の現地調査の結果、工業団地の地勢や労働力の確保、インフラ整備などで、長短合わせ持つ候補地が多い中、弘前市の優位性が際立ちました。
 まず、地元就労を希望する良質な労働力があること。まだ企業進出が目立たなかった青森県は、人材として非常に魅力的でした。特に地元の高校生が、大変真面目で勤勉なところは、昔も今も変わっていません。また、当時から東北自動車道の全線開通が予定されており、青森空港の新設や東北新幹線の計画などの情報も県から寄せられ、物流の面でも不安はありませんでした。昔から地震や雷、台風が少なく、安定した操業が可能であることも強みですね。


独自に開発した自動組立機で、自動車用の高品質コネクタ製品などが組み立てられていく。


スポーツ施設の開放や弘前ねぷたへの参加など、地域貢献や交流にも積極的に取り組む。

 

いつでも身近に魅力あふれる自然環境

 私は東京の昭島事業所から赴任してきて7年目になります。昭島時代から出張でたびたび弘前に来ていましたが、関西出身の私も城下町育ちなので、落ち着いた雰囲気に心引かれますね。休日にはドライブがてら鰺ケ沢港まで出掛け、釣り三昧ですよ(笑)。八甲田山周辺には素晴らしい温泉がたくさんあり、ひと足延ばせば十和田湖や奥入瀬渓流など、名だたる観光地もあります。青森県は楽しみの多いところですね。
 新幹線が青森まで延伸し、弘前と東京がさらに近くなりました。31年前の操業時から、インフラ整備は見違えるほどに進みましたが、粘り強く温かい人材が、青森の変わらない魅力です。

写真提供:弘前航空電子株式会社

掲載年月:H23.1


弘前航空電子株式会社
〒036ー8666
青森県弘前市大字清野袋5-5-1
【会社創立】1979年3月
【従業員数】593名
【事業内容】高密度コネクタの製造・販売、精密品・特殊品の加工など
【グループ会社】
日本航空電子工業株式会社
東京都渋谷区道玄坂1-21-2


空気制御により塵や埃のないクリーンルームで生産される、高性能・高品質コネクタ。


カーエレクトロニクス分野のボディ・インパネ系に欠かせない、メーター用コネクタ。

 

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